波高計や波圧計といった測定機器を海域に設置し、波高・波向・波圧・周期・流速・流向等を観測できます。
その他、飛砂等の沿岸域に関する調査を行います。
観測データの処理・解析をはじめ、波浪・流況・漂砂などの数値解析により、海岸構造物の整備に伴う周辺海域や環境への影響を予測し、最適な施設整備や対策案を提案します。
南大東漁港(南大東地区)
波高計設置状況
波圧計設置状況(防波堤)
南大東漁港南大東地区では、周辺海域が急峻な海底地形であることから、台風時などには巨大な波浪が作用する。そのため、漁港の整備は、水理模型実験や現地波浪観測の結果に学識経験者による検討会を重ねながら進められた。第3防波堤の設計にも、二次元水理模型実験の結果から導かれた波圧算定式が適用されている。 本業務では、第3防波堤の建設工事が進み防波堤の一部が完成したことから、設計に使用した波圧算定式を検証・評価する基礎資料を得るために、漁港沖合と防波堤前面に波高計を設置し、防波堤には波圧計を設置して観測を行った。
沖縄県には、多種多様な生物、とりわけ固有の種、天然記念物や絶滅危惧種に指定される貴重な生物が多いことから環境に配慮して、アセスメント等の作業が必要になる場合が有ります。
そのための環境に関わる調査等を詳細に行い、報告致します。
畑、森、山、河川、ダム、海・・・環境の化学的性質はそれぞれ異なります。
現地調査および試験採取、機器を用いての詳細な分析を行い、環境基準値などの法規制に適合しているか評価を行います。
沖縄県の豊かなサンゴ群集と他の海中生物が織りなす環境は、国内外から高い評価を得ているほか、学術的にも貴重な地域です。持続可能な豊かな環境を未来に残していくために、特に大型サンゴに関して当社ならではの保全対策を提案します。
最大級の塊状ハマサンゴ(5m、30t{水中})
水中ボンドによるサンゴの固定
那覇空港沖合の最大級サンゴ(5.6m、42t)
国内最大のサンゴ礁海域に位置する小浜・黒島航路では、住民生活の利便性確保のために航路の拡充が計画され工事施工中である。計画航路上は大小サンゴの生息場所であり、それらの保全措置として移設が行われている。当社では、周辺海域の環境調査と併せてサンゴの移設計画を策定し、移設作業を実施した。特に1mを超える規模の大型サンゴについては、過去にほとんど例がない中で有効な工法を提案し順調に作業を完了することができた。 また、那覇空港沖合の大型サンゴの移設(移築)工法も提案し、計画通りに移設作業を完了した。
都市計画に伴う道路や公園、とりわけ港湾や海岸施設の設計を行います。また、同時にアセスメント等を行い、環境に配慮した街づくりをお手伝いします。
独自のコンクリート診断技術を活かし、橋梁、ボックスカルバート等のコンクリート構造物の点検及び診断を行なって、有効かつ的確な対策を提案します。
測量調査では、現況把握や施設配置等の基礎となるデータを取得します。特に水域の深浅測量では、県内での実績が少ないナローマルチビーム測量を得意としており、ドローンによる空撮測量にも取り組んでいます。
公園計画地(外観)
公園計画地(古墓)
地元住民ワークショップ
本業務は、那覇市の中心である牧志地区の緑ヶ丘公園北側未整備区域の実施設計業務である。計画地は、全体的に起伏の多い丘陵地で樹木が密集しており、また大小多くの古墓が点在している状況であった。設計に際しては、アンケートやワークショップ(現地視察・意見交換)を開催して地域住民の意見を広く取り入れながら整備方針を決定した。加えて、見通しなどの安全面や既存公園施設との整合性を第一とし、既存の樹木や古墓をなるべく残すように設計を配慮した。
農業の低迷が続いて食料の自給率も向上しない中、TPPへの批准等で農業を取り巻く環境の激変が予想される社会情勢を背景に、強靭な農業の確立が不可欠となっています。これらを踏まえて、効率的で収益向上につながる農業経営をコンサルティングいたします。
農業においては、新たな管理型農法の提案等で農業経営の効率化をお手伝いします。
町民農園適地
町民農園適地からの景観
町民農園パース
沖縄県北谷町では、平成25年に「第五次北谷町総合計画基本構想」で、住民が土に親しむ機会を創出し、農業に対する意識の高揚と住民同士の交流の必要が求められていた。当社では、これを受けて、町民農園の整備計画を策定した。 本計画の策定に際しては、始めに対象となる3ヶ所の土地についてポテンシャル評価を実施し、砂辺地区に農園適地を選定した。次いで、本地区の測量及び土壌調査を行い、町民農園の具体的な設計を提案した。現在、提案を基にした町民農園の整備計画が進められている。